クレジットカードのグレード
注)限度額、年会費などについては日本におけるものである。
■一般カード
ラインナップの中では最も基本的なカード。年会費は安目であり無料のものもある。
また、利用限度額も長く使っていれば50~100万円くらいにまで上がるので、通常の買物といった使用方法であればこのクラスで十分である。また保険やホテルや娯楽施設の案内・予約代行等の付加サービスも備わっているものもある。
なお、ビザ・インターナショナルではこのグレードを「CLASSIC」と言う。
■保険機能強化カード
一般カードより年会費がやや高目(2〜3000円程度)のカードで、付帯保険や付帯サービスを充実させたカード。
通常、利用限度額は一般カードと同じである。
ジェーシービーグループのグランデ、三井住友カード・VJA発行のクラシックカードA・エグゼグティブカードなど。
■ヤングゴールドカード
カードに高付加サービスを求めるものの、年齢や収入面でゴールドカードを持つことができない20代向けに発行されるゴールドカード。
利用限度額は一般カードよりも高目に設定されている。3000円程度の年会費でゴールドカードに準じた付加サービスを受ける事も出来る。なお、配偶者以外に家族カードを発行することはできない。
このグレードは日本的なもので、バブル期にカード各社が年会費収入を獲得するために発行開始した種類のものであり、最近ではゴールドカードを20代の若年層にも発行し、このヤングゴールドカードを廃止する会社も現れている。
■プレミアムカード
ゴールドカード
それなりの属性を持つ顧客を対象に発行される高付加サービスカード。
一般的なゴールドカードは年会費と利用限度額は高めに設定されている。
また、このクラスのカードの保持者は、空港での有料ラウンジの無料利用やカード会社によるホテルや娯楽施設の案内・予約代行等の付加サービスを利用することができる物が多い。
日本では主に30歳以上且つ年収500万円以上などの目安があるが(カード会社によって異なる)、イオンクレジットサービスはこれらの制限を設けず、前年度1年間の利用額を尺度に年会費無料で希望者への切り替えを行う事で会員の囲込の手段として発行している。
年会費永年無料のゴールドカードはこれ以外にディーシーカードが株式会社GDHと提携し発行するカードがある。
■富裕層向けカード (プラチナ・ブラックカード等)
エグゼクティブクラス向けのステイタスの高いカード。
年会費も利用限度額も桁違いに高い(利用限度額設定がされていないものも存在する)。
また、このクラスのカードはカード会社が優良会員に対して特別に付与するという位置付けである場合が多い。
なお、この種のカードは旅行やレジャーといった趣味のために使うことが前提であり、そのための付加サービスがゴールドカード以上に充実している。
プラチナカードはVISA、アメリカン・エキスプレス、MasterCardがあり、VISAは三井住友カード及びシティカードジャパンが、AMEXはアメリカン・エキスプレス及びクレディセゾンが発行し、MasterCardは日本ではTSBキャピタル(東京スター銀行)が発行権を有している段階である。
日本では、バブル期から「スーパーゴールドカード」というジャンルのカードが発行されており、一般に認知されてるのは「住友VISA2100」(←2000年にVISAプラチナにランクアップし発展解消。)「DCカードNOBLESSE」「JCB THE CLASS」の3種類である。
一方、プラチナカードより上位のカードには、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード、ダイナースクラブプレミアムカードがある。
これらプラチナカードより上位のカードを俗に「ブラックカード」(券面が黒である事が多いため)と呼ぶ場合がある。
こういったプレミアムカードは、カード利用者本人からの作成希望に応じて作られるのではなく、逆にカード会社から上客と認定(カードの利用実績などから)されたカード会員へ送付されるもので、利用の開始に際しては初回にカード会社への照会が必要となる。
■学生カード
18歳以上の学生・院生向けに発行されるカード。
年会費(殆ど無料)と利用限度額(5〜30万円)が低く設定されている割には保険等のサービスが一般カードより充実しているカードもある。
本来は収入の乏しい属性故に与信審査で刎ねられるはずだが、両親の信用で発行されているのが実態であるが、その信用情報は参照しない。少なくとも子供を教育機関に通わせることが出来るだけの余裕がある、と見なされるためである。
契約者が未成年の場合は親権者の承諾が必ず必要であるが、成人であっても扶養者について記入させられることが少なくない。
ほとんどの場合、申込書に学生証のコピーの添付が必要。
大学生協の組合員証(→Tuoカード)や、学生証と一体化したクレジットカードも有り、これらは特段の事情がなければ在学期間中持たされる事となり、学生証一体型は、eLIO・SmartPlus・セーフティーパスやMondexなどのICカードを搭載し、入退室管理や学内の食堂・売店などで扱える独自のクレジットや電子マネー機能を搭載したハイテクなカードも有る。
■CORPORATE CARD(法人カード)
法人(主に大企業)を対象に発行される経費決済カード。
利用極度額は法人または(大企業の場合)部署単位で設定されており、契約形態によるが法人側が任意にカードの発行枚数(利用者)を指定できる様になっている。また、キャッシング機能を付帯させる事も可能。
法人によっては社員にこのカードと後述の福利厚生カードの2種類持たせ、公私混同させないようにしている所もある。
主に接待費や出張費・消耗品購入など法人の経費を決済する際に用いられ、それらの費用はカード会社が立て替えるため、法人側は支払日まで現金を用意する必要が無く、カード利用分は経理担当などが明細によって利用者毎にどの加盟店で幾ら使ったか確認出来たり、ゴールドカードに準ずるサービスの為、出張時の空港ラウンジや旅行傷害保険が無料付帯される等の利点がある。
■ビジネスカード(個人事業者向けカード)
日本の一部のカード会社による独自のカードで、先のCORPORATE CARDをアレンジして個人事業者向けに発行するもの。
個人カードと同じく一般とゴールドのグレートが選べる様になっており、一般の場合は年会費が無料の場合もある。
■BUSINESS CARD(福利厚生カード)
福利厚生の為に法人に所属する者や職域生協の組合員に対し発行されるカード。
ゴールドカードに準ずるサービスが付帯しているが、個人で契約するゴールドカードより限度額が低い(一人当たり50万円~80万円程度)。また、法人の契約形態によってカード利用分は翌月の給与から直接天引き(控除)されるパターンも有る。
有名なものでは、ジェーシービー及びUFJカードが国家公務員共済組合連合会(KKR)と提携し、組合員に発行する「KKRメンバーズカード」がある。
また朝日新聞社では、朝日新聞定期購読者向けサイト「アスパラクラブ」会員向けに、住商カード(住友信託銀行)との提携によって、朝日新聞社のビジネスカードを会員向けに“切り売り”し、年会費2500円で提供している。